保護猫ってどんな猫?
2025.02.14
2025.03.11

『保護猫』の引き取りにかかる値段の相場は?内訳や引き取り後にかかる費用も解説!

保護猫の引き取りを考えている方のなかには、費用がどれくらいかかるか知りたい方もいるでしょう。保護猫を引き取ったあとにお金の工面がうまくいかない状況は避けたいもの。そこでこの記事では、保護猫の引き取りにかかる費用相場を解説します。保護猫を引き取るために、事前にどれくらいのお金を用意しておけばよいのか、ぜひ最後までご覧ください。

目次

保護猫の譲渡にかかる値段

一般的に、譲渡費用の相場は15,000円〜40,000円程度と言われています。ですが、団体や地域によって異なります。下記にて譲渡費用の内訳や費用が何に使われているのか説明します。

譲渡費用の内訳

譲渡費用には主に以下の項目が含まれます。

  • ワクチン接種費用:約5,000円〜10,000円
  • 去勢・避妊手術費用:約10,000円〜30,000円
  • 健康診断・血液検査費用:約5,000円〜15,000円
  • ノミ・ダニ駆除、駆虫薬費用:約2,000円〜5,000円
  • マイクロチップ装着費用:約5,000円〜10,000円
  • その他管理費(フードや猫砂代含む):約3,000円

譲渡費用の支払い方法

譲渡費用は保護団体によって異なり、現金支払い、銀行振込、クレジットカード決済が可能な場合もあります。支払い方法は事前に確認しておきましょう。

譲渡費用が必要な理由

譲渡費用は単なる「価格」ではなく、猫の健康維持や保護活動の継続のために必要な資金です。保護団体は多くの猫を保護し、医療ケアや適切な食事を提供しています。譲渡費用は、その活動を支える重要な資金となるのです。

保護猫とペットショップの猫を迎え入れる場合の値段の違い

ペットショップで猫を迎える場合、猫の種類によっては数万円から数十万円の費用がかかります。さらに、健康診断、ワクチン接種、去勢・避妊手術などの追加費用も発生します。保護猫の場合、これらの費用が譲渡費用に含まれていることが多く、ペットショップで購入するより経済的な場合も多いでしょう。

費用面の違いについて、以下の表で比較してみましょう。 

項目 保護猫ペットショップの猫 
価格 数千~数万円(寄付金) 数万〜数十万円 
ワクチン接種 済み(譲渡費用に含まれることが多い) 別途必要な場合あり 
避妊・去勢手術 済み(譲渡費用に含まれることが多い) 自費で手術が必要 
購入・譲渡条件 飼育環境の審査や契約が必要 なし(購入のみ) 

※保護猫の健康状態や月齢によって異なる場合もあります。

保護猫を迎えたあとの費用

保護猫を迎えたあとも、適切な飼育には継続的な費用がかかります。猫との生活は一時的なものではなく、十数年単位での費用を見越して計画することが大切です。

猫を飼うのに生涯かかる費用

猫の寿命は平均して15年から20年と言われています。生涯にかかる費用を考えると、医療費、食費、日用品費などが大きな割合を占めます。

  • 医療費の総額:年間約3万円〜10万円×15〜20年(45万円〜200万円)
  • 食費の総額:年間約6万円〜12万円×15〜20年(90万円〜240万円)
  • 日用品費:年間約3万円×15〜20年(45万円〜60万円)

総額では150万円〜500万円ほどかかる可能性があります。これは猫の健康状態や飼い主の選ぶ商品によって大きく変わるため、事前に十分な準備をしておくことが重要です。

 医療費

保護猫を迎えたあとに必要な医療費は、最初にかかるものとその後の定期的なケアに分かれます。まず、保護猫が避妊・去勢手術を受けていない場合、これが最初の大きな費用となります。手術費用は、地域や施設によって異なりますが、2万円から3万円程度が一般的です。

次に、ワクチン接種やフィラリア予防など、予防医療の費用も重要です。ワクチンは毎年接種が推奨されており、1回あたり3,000円から5,000円程度の費用がかかります。

さらに、健康診断や病気の予防も欠かせません。定期的な検尿は、長期的に健康を維持するために重要であり、これも年間数千円の費用が必要です。保護猫を迎える際は、これらの医療費を事前に把握し、準備しておくことが大切です。

食費

保護猫を迎えたあとの食費は、猫の健康を維持するために重要な要素です。まず、キャットフードの選び方がポイントです。市販のキャットフードには、安価なものから高品質なものまでさまざまな種類があります。

高品質なフードは、猫の健康を考えた栄養バランスが整っており、1ヵヶ月あたり3,000円から6,000円程度が相場です。特に、保護猫は過去に栄養が偏っていたり、体調が不安定なこともあるため、栄養価の高いフードを選ぶことが大切です。

また、猫は年齢や健康状態によって食事の種類を変える必要があるため、フードの見直しを定期的に行うことが求められます。これらを踏まえると、1ヵ月あたりの食費は5,000円から8,000円程度が目安となります。

日用品やおもちゃ

保護猫を迎えると、日用品やおもちゃにも費用がかかります。まず、トイレや砂は必須のアイテムで、猫の健康を守るために欠かせません。トイレ砂は種類によって価格が異なり、1ヵ月で1,000円から2,000円程度の費用がかかります。

次に、キャットトイレ本体ですが、使いやすさや掃除のしやすさを考慮した選び方が重要です。一般的には、2,000円から5,000円程度で購入できます。

さらに、おもちゃも猫の運動不足解消やストレス軽減に役立ちます。おもちゃの価格は種類によって異なりますが、1個あたり500円から1,500円程度が相場です。これらの日用品やおもちゃを揃えることで、猫の快適な生活をサポートすることができます。全体的な費用は月々3,000円から5,000円程度を見込んでおくとよいでしょう。

保護猫の値段を知って迎え入れが可能か適切に判断しよう

保護猫を迎える決断は、費用面だけでなく、ライフスタイルや責任を考慮する必要があります。譲渡費用が安いからといって軽い気持ちで迎えるのではなく、猫の一生を支える覚悟を持つことが重要です。猫は平均して15年以上生きる動物であり、その間の飼育費用や医療費などを十分に理解しておくことが求められます。

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