エッセイ
2024.10.20
2024.12.27

Webサイトのモデル「ハチワレ仔猫」の物語

ピースニャンコのWebサイトに写真を提供くださっているカメラマンは、これまでに何度も子猫を保護し、ミルクボランティアを経験しています。
とても可愛いハチワレの仔猫には、こんなストーリーがありました。

カメラマンが、犬を散歩させていた時のこと、仔猫の声が聞こえてきたので気になって探してみると、ご近所さんの軒先にいました。小さなハチワレ模様の仔猫でした。

お話を聞いてみると、「昨日まで、母猫と他の仔猫がいたんだけど、この子だけ残されてるの」とのこと。母猫が迎えに来るかもしれないので、そのままにして一旦帰宅。

夕方の散歩で再び立ち寄ってみると、まだ、その子は、1匹だけで鳴いていました。

暑い日が続いているし、ミルクを飲めていないと命の危険があるとの判断で、家に連れて帰りました。おそらく生後1週間から10日くらいの男の子。

「少し怪我しているようだけど、これなら治って綺麗になるだろう。ミルクはしっかり飲んでくれるし、このまま大きくなってくれる」、そうカメラマンは思ったといいます。

カメラマンの家で元々暮らしていた愛猫は、初めて目にする不思議な生物を一定の距離を置いてずっと観察していました。

一方で、愛犬が母猫の代わりに排泄をさせてお乳も吸わせてくれました。もちろんミルクは出ません。でも、子猫は安心するのでしょう、愛犬と一緒だとよく寝てくれました。

保護した時に、尻尾と後ろ足、脇腹にカサブタがあったので病院で診てもらったところ、尻尾の先端は、壊死しかかっているとのこと。麻酔は使えないので自然に落ちるのを待つ予定でしたが、壊死した部分が膿んできて感染症の恐れもあったので、断尾手術をしました。痛いのは、一瞬だったようで、帰宅後はいつものように変わらず過ごしていました。

ちょっとずつ離乳食も食べられるように。食べて、寝て、遊ぶ。それだけで褒められる年齢です。新しい家族を探すことになったハチワレくん。子猫との暮らしに慣れていない方への譲渡のため、離乳食&トイレがちゃんとできるようになるまで2ヶ月以上、カメラマンの家の犬たち、猫たちと過ごしました。

譲渡後のハチワレくんは、飼い主さんが動物病院に連れて行ってもおとなしくしているのに、去勢手術の後のエリザベスカラーを、とても嫌がったとか。

そして、今も新しいご家族の愛情をいっぱい受けて幸せに暮らしています。

保護猫たちには、それぞれのストーリーがあります。

ニャンコのために活動している多くの保護猫ボランティアの方達に、ピースニャンコは、協力していきます。

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