PeaceなNyankoたち
2025.05.05
2025.05.02

高齢飼い主の切実なSOS…保護猫活動の現場から

素っ気がなかったり、愛らしい仕草で甘えてきたり。気まぐれで、マイペースな猫のいる暮らしには、たくさんのかわいいと幸せがあふれています。一方で、社会的・経済的な理由から不幸な猫が生まれ、必要な医療を受けられず人知れず命を落とす猫や中には殺処分の対象となってしまう猫がいます。
ピースニャンコは、そんな悲しい運命から猫を守るため、ご賛同くださるチームメンバー(保護猫ボランティア)への医療支援を軸に、譲渡促進に取り組んでいます。

今回は、ピースニャンコのチームメンバーの一人である「GOGO groomers」の代表、猪野わかなさんに密着した動画から、高齢や病気で愛猫を手放さざるを得なくなった飼い主さんの想いと、12歳の「ちゃんちゃん」と17歳の「ビビちゃん」の2匹のお話をご紹介します。

飼い主の高齢化と認知症…「ちゃんちゃん」の幸せを願って

12歳の「ちゃんちゃん」は、76歳の飼い主様と穏やかな日々を過ごしていました。しかし、入退院を繰り返す中で認知症を患い、施設に入居せざるを得なくなってしまったのです。身内の方も健康上の事情があり引き取れず、途方に暮れていたところ、猪野さんが手を差し伸べます。

「環境が変わると猫はストレスを感じやすい。でも、ちゃんちゃんには幸せになってほしい」

12歳という年齢、そして環境の変化。それでも猪野さんは「幸せ」を願い、「ちゃんちゃん」を引き取りました。現在、「ちゃんちゃん」は新しい家族を待っています。

老いた夫婦と愛猫「ビビちゃん」…最期まで一緒にいたいけれど

公園で保護されて以来、17年間ご夫婦と共に生きてきた「ビビちゃん」。しかし、お父さんは認知症、お母さんは肝臓病を患い、老いた体でお互いを支え合う日々を送っていました。

「本当はビビが最期を迎えるまで一緒にいたい。でも…」

ご夫婦は、老いゆく自分たちの体と、愛猫の将来に不安を抱えていました。
「猫が早く亡くなってほしい」と思ってしまう自分に苦しみ、猪野さんに助けを求めます。

「できる限り一緒にいてあげてください。もしもの時は、私がお預かりします」
猪野さんの言葉に、ご夫婦は涙ながらに感謝の言葉を口にしました。

そして訪れた、別れの時。
「いい子でありがとね…ありがと…」
17年間の感謝の気持ちを込めて、「ビビちゃん」を猪野さんに託しました。

「ビビちゃん」も新しい環境に慣れたら、家族探しが始まります。

この様子をもっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらの動画をご覧ください。
⇒ ピースニャンコTV(20分06秒)

高齢の猫は、環境の変化に敏感でストレスを感じやすく、新しい生活に慣れるまでに時間がかかります。保護を必要とする猫は増え続けており、医療費の負担も大きな課題です。皆様の温かいご支援が、一匹でも多くの猫を救う力となります。どうかご協力をお願いいたします。

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